器物損壊

器物損壊

器物損壊罪は、他人の所有物または所有動物を損壊、傷害することを内容とする犯罪。刑法261条で定められている。
本罪は「他人の物」を客体とする。他人の土地や動物は本条の対象となる。ただし、ここでいう「物」には公用文書、私用文書、建造物は含まれない。別途、処罰規定(文書等毀棄罪、建造物等損壊罪)が存在するためである。また、境界標についても、境界を認識できないような結果を生じた場合には、境界損壊罪が成立するため本罪を構成しない。

なお、自己の物については特則があり、差押えを受けているもの、物権を負担しているもの(抵当権が設定されている場合など)、賃貸したものについては、本罪の客体となる(刑法262条)。
「駅が汚くて清掃求めたが、対応せず腹立った」

京阪電車内の座席をカミソリで切ったとして、大阪府警が大阪信愛女学院短大(大阪市城東区)の元教授容疑者(70)=大阪府吹田市、懲戒解雇=を器物損壊の疑いで現行犯逮捕していたことが府警東署への取材で分かった。容疑者は既に起訴され、「駅が汚くて清掃を求めたが、対応してもらえず腹が立った」と認めているという。

京阪電車や大阪市営地下鉄では約2年前から同様の被害が約100件以上相次いでおり、東署は余罪を調べている。

東署によると、被告は今年5~6月、京阪本線や市営地下鉄車内の座席の背もたれをカミソリで切ったとしている。6月1日午後、警戒中の府警鉄道警察隊員が事件現場を目撃し、京阪天満橋駅付近で被告を取り押さえたという。

大阪信愛女学院短大によると、2013年4月に採用され、子ども教育学科の教授だった。同短大は6月30日、被告を懲戒解雇した。