近隣トラブル解決

近隣トラブル事件

完全責任能力を認定

精神鑑定(せいしんかんてい)とは、裁判所が訴訟当事者などの精神状態・責任能力を判断するため、精神科医などの鑑定人に対して命じる鑑定の一つ。裁判所は、鑑定人の鑑定意見に拘束されず、自由に判断をなし得るが、これを採用し得ない合理的な事情が認められるのでない限り、その意見を十分に尊重して認定に用いなければならないとされている

訴訟上の精神鑑定は、刑事訴訟上の精神鑑定と、民事訴訟上の精神鑑定の二つに大別される。この他、家庭裁判所が担当する非公開の家事審判上の精神鑑定がある。

山口県周南市金峰の集落で2013年、男女5人が殺害された事件で、殺人と非現住建造物等放火の罪に問われた無職保見光成被告(65)の裁判員裁判の判決が28日、山口地裁であった。
裁判長は「結果は極めて重大で、強固な殺意による残忍な凶行だ」と述べ、求刑通り死刑を言い渡した。弁護側は即日控訴した。

保見被告は起訴内容を全面的に否認し無罪を主張。弁護側も決定的な証拠は皆無とし、被告が事件当時、妄想性障害の影響で心神喪失か耗弱の状態だったと訴えていた。

裁判長は、被告が逮捕当初は殺害と放火を認めていたとし、「被害者に対する強い怒りの感情を抱いていた」と動機を指摘。事件当時は妄想性障害があったものの、「犯行は被告の性格によるもので、犯罪と認識し、道徳や倫理など社会のルールに合わない行為であることも十分認識していた」と完全責任能力を認定した。

その上で、「身勝手な犯行で地域に与えた影響も大きく罪責は重大。極刑は免れない」と結論付けた。