狙われる情報 室内盗聴事件

 狙われる情報 室内盗聴事件

大阪府教育委員会高等学校課 室内盗聴事件

大阪府庁別館にある府教育委員会高等学校課の室内に、盗聴器が仕掛けられていたことが12日、分かった。

府教委は職員らへの聞き取り調査を行うとともに、府警東署に建造物侵入容疑で被害届を出す方針。

府教委によると、発見された盗聴器は、電源コンセントの差し込み口を増やすための小型タップ(縦約2.5センチ、横約4センチ)に内蔵されており、周囲7~8メートルの音声を拾って約100メートル先まで送信できるタイプ。

民放テレビ局の取材チームがこの日、盗聴器に関する番組を取材中、府庁別館の前で人の声を傍受。

同行していた専門家とともに館内を調べたところ、午後11時過ぎ、同課の「生活指導グループ」の机の上で見つかった。

コンセントは4人の指導主事の机の中央部にあり、普段はパソコンの電源コードを差し込んで使っていたという。

課内は昨年4月1日にレイアウトが変更されており、盗聴器はその後設置された可能性が高いとみられる。

「生活指導グループ」は、職業教育や進路指導に関する業務を担当。

生徒の個人情報にかかわる話を電話で交わすこともあるが、栗山和之課長は「やりとりの際には普段から留意しているので、仮に音声が拾われても重要な情報が外部に流出するとは考えにくい」と話している。

公立高校の入試問題作成に関する業務も周辺では行われていないという。

報告を受けた橋下徹知事は「組織として対策を講じたい」と話している。