大阪ストーカー殺人

大阪ストーカー殺人

妻への接近禁止命令”被害女性に伝えず


大阪市でストーカー被害を相談していた女性が殺害された事件で、逮捕された男が事件以前に、ドメスティックバイオレンス防止法に基づき、元妻への接触を禁じる命令を受けていたことがわかった。しかし、この事実は殺害された女性には伝えられていなかった。

 殺人の疑いで逮捕された無職の松本隆容疑者(57)は2日未明、大阪市平野区の路上で、飲食店従業員の井村由美さん(38)を包丁で刺すなどして殺害した疑いが持たれていて、警察は5日朝から、松本容疑者の自宅を家宅捜索した。

 その後の取材で、事件以前に松本容疑者はドメスティックバイオレンス防止法に基づき、元妻への接触を禁じる保護命令を裁判所から受けていたことがわかった。しかし、松本容疑者のプライバシーの保護などのため、警察は井村さんに対し、この保護命令の情報を伝えることができず、ストーカー規制法に基づく警告などを行ったという。

 大阪府警は、当時の対応として問題があったとは認識していないと説明している。

大阪ストーカー 複数の刃物用意し待ち伏せ

 大阪市平野区で、ストーカー被害を相談していた女性が殺害された事件で、逮捕された男が複数の刃物を用意して待ち伏せていたことがわかった。

 無職・松本隆容疑者(57)は2日未明、大阪市平野区の路上で、飲食店従業員の井村由美さん(38)を包丁で刺すなどして殺害した疑いがもたれている。井村さんは発見された時、腹に包丁が刺さった状態だったが、その後の取材で、松本容疑者が借りたレンタカーの車内から血痕が付着した別の包丁が見つかっていたことがわかった。また司法解剖の結果、井村さんの死因は左脇腹を刺されたことによる失血死で、体には十数か所の刺し傷や切り傷があったという。

 

警察は、松本容疑者が複数の刃物を事前に用意して待ち伏せし、強い殺意をもって井村さんを殺害したものとみて詳しく調べている。