年間2万件超のストーカー被害

年間2万件超のストーカー被害

ストーカーによる凶悪な犯罪が連日報道されています。しかし殺人事件ともなればテレビや新聞などで大きく取り上げられますが、傷害や脅迫などではあまり大きく取り上げられることはありません。
2013年に全国の警察が確認できたストーカー事案は2万1089件。うち刑法やストーカー規制法で検挙されたのは1574件。殺人(未遂含む)は15件にすぎず、ほとんどのストーカーは殺人までは起こしません。報道で騒がれるのは殺人事件だけなので、それを見た人はストーキングと殺人の距離を近いものと考えます。その結果自分はストーキングとは無縁で、ストーカーは異常者だと考えます。
加害者の多くが警察に警告されて初めて自分がストーカーであると気づきます。ストーカーの多くが自分の行動が正当なものだと考えているため、反省はせず「犯罪者扱いされた」「なんで私がストーカーなんだ」と逆に被害者への恨みを募らせてしまう事例も多くあります。
元交際相手からのストーキングの場合、多くの被害者が交際中から日常的に精神的・肉体的暴力を受けています。長くそのような環境に置かれると、自分が被害者であるという自覚も持てなくなります。同法人に勇気を出して相談にくる被害者も当初は「自分も悪い……」という人が多く、カウンセリングは自分には自分を守る権利があるという当たり前の意識をもたせることからスタートする、といいます。

ストーカーには依存症や精神病、人格障害や発達障害など、さまざまな病態が存在します。攻撃性の高い加害者は物理的な騒ぎも起こします。困った事態に陥ってしまったら躊躇せずに私たちに相談しましょう。